10代の終わり、アルバイトでお世話になったスパで

はじめてアロマセラピーとオイルマッサージを習ったときの感動は

忘れられません。

もともと 家族に 足のツボ押しをしてもらったり

たまたまマッサージが上手な友人がいて

マッサージしあったりしていて

マッサージやツボ押しは大好きでしたが

オイルマッサージはそれらとは一線を画す独特の心地よさ。

アロマセラピーと合わせると まさに至福。

うけるだけでなくやる側も気持ちがよく、

芯から癒されて元気になるのです。

鍼灸専門学校の在学中もオイルマッサージの仕事を続けており

鍼灸師の資格取得後は

鍼灸と経絡リンパマッサージのサロンで修業を積みました。

ただ鍼灸業界では

治療としての鍼灸こそ本筋

マッサージや美容鍼は邪道という風潮もあり

開業当初は鍼灸一本でやっていこうかと悩みました。 

そんなとき 師匠である遠藤聡哲先生が

「人の手で直接肌にふれてケアをするオイルマッサージはお手当の原点。

本当にいいものだからやめないで」

とおっしゃってくださったことで

オイルマッサージを続ける決心がつきました。

今の如水鍼灸院の治療はほとんどのケースで

鍼灸治療やびわの葉温灸、ネオヒーラ―などのケアと

オイルマッサージを組み合わせており

オイルマッサージの威力を日々かんじています。

オイルマッサージを加えることで

リラクゼーション効果は格段にアップしますし

血液やリンパ液の巡りをダイレクトにととのえることができ

もみ返し、鍼返しといわれる術後の反応も出にくくなります。

また、「患者さんのネガティブな気をうけたりしない?」

「治療していて疲れませんか」と時々きかれますが

私がむしろ治療していると元気になるのは

単に治療が好き、人が好き、ということだけでなく

オイルマッサージとアロマセラピーの効能によるところが

大きいと思います。

皮膚と皮膚のふれあいにより

脳内に 癒しと幸せを感じるセロトニン・オキシトシンという

ホルモンが分泌されるそうで

それは マッサージをする側受ける側どちらにも起きる反応なのです。

アロマセラピーに関しては言うまでもなく

同じ香りをかいで その精油を掌から吸収しています。

つくづく ありがたいお仕事をさせていただいているなと思います。

また ケイシー療法でも 脊柱のオイルマッサージが推奨されています。

そこでいわれているのは

「悲しみ、憎しみ、恐れなどのネガティブな感情は

背骨の両脇に蓄積され病の原因となる。

そしてそれらは脂溶性であるので 植物性のオイルでとかしだして

排泄する必要がある」という理論。

こちらは非科学的かもしれませんが

オイルマッサージが肉体のみならず 精神・感情まで作用するというのは

実際にケアを受けられた方の多くが口にされることです。

多くの症状・疾患の原因の大部分を占めるストレスへの対処としても

非常に有意義だと思っています。

ちなみに、如水鍼灸院のオイルマッサージは

ツボと経絡(エネルギーが流れるルート)への刺激という東洋医学的な概念と

現代医学のリンパマッサージの手法を融合したものです。

これは4年間お世話になった修業先で習得した技術がベースになっています。

正確にはリンパドレナージュといわれる浅層リンパへ働きかける技術とは異なり

深層リンパまで深くアプロ―チするものです。

もともと足つぼが大好きで 足や手の反射区療法の資格も取得していたため

リフレクソロジーの観点から刺激を加えることもあります。

アロマセラピーに関してはまた別記事で書きたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございます。