はじめに
びわの葉温灸は 自然治癒力・免疫抵抗力を高め
誰もが持つ自ら癒える力を強力にバックアップします
びわの葉温灸に興味があるものの
本当に効果があるのか疑問を抱かれたり
自分でやるのは難しそう、と思われる方も多いようです。
このページでは日々の臨床上で
実感しているびわの葉温灸の効果や
その効果を最大限引き出すためのコツをお伝えします。
びわの葉温灸の効果
びわの葉温灸による様々な効果の基礎となるのが
次の三点です。
- 血液浄化・デトックス
(身体に取り込まれた不要なもの、有害なものを肝臓で処理し
腎臓でこしだして汗や尿として体外に排泄するのを助ける)
- 温熱による体温の上昇
(→血液循環の改善、
各種体内酵素が活性化されることによる新陳代謝の向上、
消化吸収能力の向上)
- リラクゼーション
(→身体の各部位の働きを調整している自律神経のバランスを整える)
これらの複合的な作用により
自然治癒力と免疫抵抗力を高めることができるため
以下のような効果が得られます。
・様々な病気の治癒
・様々な症状の改善
・体質改善
・様々な病気の予防
特に 以下のケースで治療や養生の一環としてとりいれることに
大きな価値があると実感しています。
びわの葉温灸を特におすすめするケース
- がん
さきにあげた三つの効果により
がんの進行を遅らせたり 再発を予防する効果は
大いに期待できると考えています。
(実際、そのような方が多く通院されています)
食欲不振で元気がでない という方でも
びわの葉温灸をすることで食欲がでて
体力と気力が回復してくる ということがあります。びわの葉温灸の鎮痛作用により痛みが軽減、緩和されることはQOL(生命の質)の向上につながります。さらに臨床上 いえることは、
痛みが出る前の段階から
びわの葉温灸に取り組んでいた方は
痛みを訴えることが少ないということです。
※がんにもとづく痛みには
「皮内鍼」という方法が効果をあげることもあります。
びわの葉温灸でも痛みが改善しない場合はご紹介しています。
- 胃や腸の不調
特に「冷え」によって起きている胃や腸の痛みを解消するには
即効性があります。
消化力が弱くもたれやすい、便秘しやすい、下痢しやすい など
体質的に胃腸が強くない方も続けることで改善されていくことが多くあります。
- アレルギー体質の改善
アトピー、ぜんそく、花粉症など アレルギーがある方の
根本的な体質改善にも威力を発揮します。
- 婦人科系疾患の改善
婦人科系疾患を抱えている多くの方に共通しているのは
身体の冷え(自覚しているか否かは別として)、自律神経の乱れがあり、
血液・リンパ液の流れが滞りがちだということです。
この状態を一気にケアすることができるのがびわの葉温灸のメリットです。
特に 生理不順、生理痛、月経前症候群、更年期障害などを改善するには
優れた効果を発揮します。
※子宮筋腫、卵巣嚢腫は手術が必要となることもありますが
手術前後のケアとしてとりいれることで
術後の回復もよく 体質そのものの改善にもつながります。
- 妊娠希望の方に
女性のコンディションを整えるために通院していただき
嬉しい結果を得たことももちろんあります。
が 一番のおすすめは夫婦でやりあいっこすることです。
以前 アーユルベーダの治療院の先生から
びわの葉温灸をやりあいっこして
赤ちゃんを授かったカップルの話を伺ってから
妊娠希望の方には ご夫婦で来ていただいてやり方をお伝えし
ご自宅で続けてもらうことを提案するようになりました。
そのうち何組かに妊娠のご報告をいただいています
不妊治療を長期間続けたことで
体と心にかなりのダメージをおった方にも多く出会いました。
病院での不妊治療との併用で妊娠の確率はあがるかもしれませんが
不妊治療をいったんお休みして
びわの葉温灸や鍼灸治療を始めたら授かった というケースが何度もあります。
より高い効果を出すために…
- 定期的に継続して行うことをおすすめしております。
できればご家庭で毎日、ご家族同士でできるのが
ベストだと考えております。
そのため、いらしていただいた方には、ご要望があれば
安全で簡単にご家庭で行う方法とコツをお伝えしております。
通院のみの場合、効果を出すためには
最低でも週一回のペースが望ましいです。
- 心地よいくらいの温度で十分な効果があります。
熱ければ熱いほどきく というものではありません。
-
もぐさを燃やすことで発生する煙には原料であるよもぎの有効成分が含まれており皮膚や粘膜から直に吸収されます。独特の香りにはアロマテラピー効果もあり心身のリラクゼーションにもなります。以上の理由から、可能であればもぐさを熱源として利用する方法をおすすめしております。(住宅事情や入院などで煙がNGという時はびわの葉こんにゃく湿布や電気温灸器を使用してのびわの葉療法も選択肢に加えて良いと思います。)
- ものの本には「万病に効く」などの表記もありますが
この療法があらゆる病気の治癒の助けになるのは事実です。
ただ びわの葉温灸をやりさえすれば何でも治る というわけではなく
効果をあげるために 大事なポイントがあります。自然の力をかりて 自らの治る力をたかめ
自分の力で治すのだという意識を持つこと
そしてそれが可能だと信じること感謝と祈りの気持ち
こうしたことに関して 非科学的、受け入れがたいという方も
なかにはいらっしゃいます。
まずはそれでも お手当てにとりくんで
気持ちよさ 心地よさを実感していただければ
それはそれでいいと私は思っています。
気持ちがいいな、心地いいな という感覚があれば
それだけで自律神経が調整され治癒へのスイッチが入ります。
ただ この二点は
より高い効果を得るための鍵であると
私は感じています。
- びわの葉温灸にとりくむ以前の問題として
生活習慣の見直し、ストレスへの対処など
病気や不調の根本原因を取り除くアクションをおこすことが
必要な場合があります。
これも色々な制約があり 難しいという方もおられますが
小さなことでもできるところから
ベストでなくてもベターを積み重ねていただければと思います。