今回はオイルマッサージの効果について書きます。
オイルマッサージというと 美容、リラクゼーションを連想される方が多いと思います。
それはもちろんなのですが 病気の予防、健康増進、様々な不調の治療としても
非常に有効です。
言い換えれば 健康なこころとからだを手にするには 適度にリラックスすることが必要不可欠で
こころとからだが健康であることが究極の美容法ともいえます。
以下 オイルマッサージの効果を 私なりに4つの項目にまとめてみましたが
それぞれがつながり影響しあっており本来切り離して語ることはできません。
とはいえ便宜上この形式になりました。
ご縁がある方に伝わればうれしく思います。
オイルマッサージの効果
①血液とリンパの巡りがよくなる
→・細胞に新鮮な酸素や栄養が運ばれミトコンドリアが活性化
=脂肪燃焼、糖代謝の活性化、免疫力の強化
・老廃物、余分な水分を体外に排泄させる(デトックス作用)
=体質改善、ダイエット効果、美肌効果
②幸福感や安心感をもたらす脳内物質が分泌される
→深いリラクゼーション、ストレス耐性の強化、免疫力向上
睡眠の質の向上
・オキシトシン=愛情ホルモンや絆ホルモンとよばれる。
不安、恐れなどネガティブな感情の緩和、
幸福感、人への信頼感、共感力の向上、
血管拡張による血圧降下作用
痛みの緩和(天然の鎮痛薬とも評されるほど)
βエンドルフィンの分泌を促したりセロトニンを活性化する
・βエンドルフィン=脳内麻薬といわれ痛みを抑制する作用がある。
オキシトシンと同様にネガティブな感情を緩和し
幸福感、満足感をもたらす
筋肉の緊張をやわらげ血圧を安定させる
免疫系を調整し強化する
(感染症や病気への抵抗力が高まる)
・セロトニン=ノルアドレナリン(恐怖・驚きなど)とドーパミン(喜び・快楽など)の
バランスを調整することで精神を安定させる
睡眠と覚醒のリズムを調整するメラトニンの材料となる
姿勢を保持する抗重力筋を刺激して活性化する
(抗重力筋の働きが弱るとからだのねじれや歪みがおこりやすく
様々な不調の一因となる)
③筋肉の緊張をやわらげる
→・筋肉が柔軟性を失うことでおこる様々な不調、不快感
(こり、痛み、動かしづらさなど)を解消する
・ぎっくり腰、寝違え、けがの予防
(筋肉の柔軟性が失われた状態だと筋肉のみならず
ひっぱられて腱や靭帯、関節に不具合が及ぶこともある)
・特に呼吸筋とよばれる呼吸に関わる筋肉にアプローチすることで
呼吸が改善し自律神経のバランスが整う
(逆に呼吸筋が柔軟性を失うと浅い呼吸になりやすい)
→自律神経の不調和によっておこる様々な不調が改善する
(睡眠障害、ホルモンバランスが影響する生理前症候群や更年期障害、慢性疲労、
便秘・下痢など腸の不調、めまい耳鳴り、冷え性など)
④美容効果
・ミトコンドリアの活性化により肌のターンオーバーが促される
・ホルモンバランスが整うことで肌のゆらぎをコントロールできる
・自律神経が安定し内臓の働きが正常化することで肌荒れが改善する
(特に腸と皮膚のコンディションは相関性があります)
・オイルとアロマ精油の薬理作用
=保湿、肌を柔軟にする、バリア機能で肌を強くする
※厳密にいうと 当院で使用しているホホバオイルの主成分は
ワックスエステルという ロウの一種で オイルではないのですが
便宜上 オイルマッサージのくくりにいれています。
ホホバオイルは肌への浸透力が強いうえ酸化しにくく
刺激が少ないので敏感肌の方でも問題なく
むしろバリア機能で肌を守ってくれるのがメリット。
様々な植物性オイルを使ってきてそれぞれの良さは認識していますが
美容効果と使いやすさでホホバオイルは最も優秀だと思います。
以上 長々と書いてきましたが
改めて オイルマッサージは
こころとからだをととのえるのに 本当にいい方法だなと思います。
出会えたことに感謝して これからも続けていきます。
ここまでお読みくださりありがとうございます。